伝説のバイク「CBX400F」

中型免許ができて以来、オートバイの販売の主力は400ccクラスとなりました。

 

当時の400ccクラスは2気筒エンジンから4気筒エンジンへの変化の時期で、ヤマハやスズキ、カワサキなどはすべて4気筒エンジンを搭載するモデルを発売していました。

 

しかし、ホンダは新しい400ccクラスのエンジンの開発に遅れを取ってしまい、周りが4気筒エンジンを発売している中、ホークという2気筒エンジンを持つモデルしか持っていなかったのです。

 

その後、新しいエンジンが作られ、満を持して発売されたのがこのCBX400Fでした。空冷式4ストローク4気筒DOHCエンジンを搭載するCBX400Fは他社が45psどまりだったエンジンパワーに対抗して48psとしてきました。

 

それ以外にも他社のモデルにはない画期的な技術を投入してきており、他社では大型化する一方だったフレームを小型化し250ccクラスぐらいの大きさにして軽量コンパクトをうたったり、ブレーキタッチに優れる鋳造ディスクローターを持つインボードディスクブレーキを採用したり、当時話題になったいたプロリンクというリヤサスペンションを採用していました。

 

サスペンションといえば、当時の技術にフロントサスペンションにアンチノーズダイブというものがありました。

 

これはブレーキングをしたときにフロントサスペンションが沈み込むことで大きな姿勢の変化をもたらすことを阻止するものなのですが、スズキが使っていたものは単純にフロントブレーキをかけると油圧でフロントサスペンションの動きを抑制するだけのものだったため、ブレーキング中に路面のでこぼこをまともに拾ってしまうという欠点がありました。

 

それを見たホンダは、ブレーキング中にフロントサスペンションに大きな動きがあった場合はアンチノーズダイブ機能を一瞬キャンセルする構造を持たせ、ブレーキング中でもサスペンションが正常な動きをするようなものをこのCBX400Fに使っていたのでした。

 

このモデルは現在ではかなり人気の高いモデルとなっており、かなり古いモデルだけあってまともな状態の台数がすくないのも手伝って、新車価格並みの価格で売られれていることになっています。